都立中学専門の塾に通うと、小学校6年生の1年間は勉強漬けの毎日になります。まず都立中学の受験では、文章を書かせる出題が出るので、授業のたびに文章を書いて採点されます。採点で合格点が出なかった場合は、修正して提出しなければなりません。修正して提出するのは次の授業なので、それまでの宿題となります。
理系の問題は計算問題も出題されますが、5桁×5桁などの大変難しい問題が出題されます。この計算問題を解けるようになるために、家でも毎日計算問題をする必要があります。この文章の手直しと計算問題の勉強の他に宿題もあるので、家でも休む暇がないのではないでしょうか。6年生の夏休みは受験する人にとってとても重要なので、塾では夏期講習がみっちり入っていることが多いです。
塾の勉強ばかりやっていると、学校の宿題が疎かになりがちですが、都立を受験する子は学校の宿題も完璧にしなければなりません。学校の成績も合否に関係があるからです。二学期は志望校別の講座が増えるので、塾に行く回数も必然的に増えるのではないでしょうか。冬休みは正月特訓や直前講座などがあるので、お正月にゆっくりする暇はないでしょう。
このように頑張って勉強したとしても、残念ながら不合格になってしまう場合があります。しかし都立中学が不合格になったとしても、負けではありません。3年後の高校受験で都立中学よりレベルの高い学校を目指すこともできるからです。都立中学よりレベルの高い高校を目指すのであれば、そのまま塾に通うのをおすすめします。